ミスミオリジナル お悩み解決 ウレタン付きカムフォロア
ウレタン付カムフォロアの少し前に –そもそもカムフォロアとは-
カムフォロア
厚肉な外輪と内部にニードルと呼ばれる針状のローラーを組み込んだ剛性の高い軸付きベアリングです。
通常のベアリングよりも外輪が厚肉な設計になっており、衝撃荷重や荷重がかかる場所、工作機械・印刷機械・プレス機械、搬送装置、コンベアなどのガイドローラーとして幅広く取り入られています。
- ■特長
- 1. 軸付きなので取り付けが簡単
- 2. 荷重負荷がかかる場所に最適
- 3. 高速回転にも対応
使用例
- ※使用例1(ガイドローラー)
- ベアリングの代わりとしての使用リニアガイドの直線運動に合わせて外輪が回転します。
ウレタンにより運動の衝撃を吸収し、騒音を低減することができます。
- ※使用例2(搬送ローラー)
- 搬送用ローラーとしての使用です。
外輪が回転して荷物を搬送します。
ウレタンを使用することで、ワークを傷つけずに搬送することができます。
なぜみなさんはウレタン付を使用するのでしょうか?
プラスチックやガラスなどでできたワークを搬送する際従来のものだとワークを傷つけてしまう恐れがありました。ウレタンが巻いてあることで相手側を傷つける心配なく搬送ができるので大変助かっています。
ガイドローラとして従来のカムフォロアを使用していました。荷重が大きい時や、カムフォロアが走るレールによって出る騒音に困っていました。ウレタンにかえたことで、騒音を大幅に低減できました。
他にも、このような使い方があります!
搬送や、ガイド用途以外にも、椅子やATM、プリンターの内部にも、ウレタン付のカムフォロアやローラフォロアが活躍しています。
大きめのウレタン付カムフォロアを椅子に設置することで、衝撃を吸収し、椅子を騒音なく前後に動かしたり、まわすことができます。
またプリンターやATMの場合、機械内でウレタンの摩擦力を利用し、紙幣やプリントを搬送したり、外に送り出す時に活用されています。