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No.000423 マグネットチャックP&P

マグネットを使用した細長ワークの搬送機構

IDEA NOTE マグネットでのワーク保持

吸着エアを使用せず、マグネットの吸着でワークを保持して搬送する
マグネットリリースには、ストッパとシリンダを使用する

IDEA NOTE ワークへの過負荷防止の為、バッファ機構を設定する

ピックアップ時にワークへ過負荷が掛からないように、バッファ付シリンダを採用した

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    CADデータ利用規定
    1.データの利用目的
    株式会社ミスミ(以下「当社」といいます)が本サイトに掲載するCADデータ(3DCADデータ、3DCAD中間データおよび2DCADデータをいいます)は、CADを用いたレイアウト設計において、当社または当社取り扱いメーカーの製品(以下、製品といいます)の干渉・形状等を簡便に確認のためにご利用いただくことを目的として提供しております。
    また本サイトの各事例ページで記載された部品を組み合わせた場合の品質・正確性・機能・安全性・信頼性等の一切の保証は致しかねますので予めご了承ください。
    2.データの特性
    CADデータのうち、公差・表面の粗さ・面取り等については、実際の製品の形状と異なる場合があります。また、CADデータの容量を軽くし、安定したデータの提供を維持するため、一部の製品につきましては油溝形状やネジ、バネ形状等を省略したデータとなっている場合がございます。あらかじめご了承のうえご利用ください。
    3.免責事項
    当社は、CADデータの作成にあたり十分な注意をしておりますが、上述のデータの特性により、CADデータの正確性を保証するものではありません。また、当社は予告なしにCADデータを変更、追加または削除することがあります。当社は、理由の如何に関わらず、CADデータの利用、変更および削除により生じるいかなる損害に対しても責任を負うものではありません。
    4.著作権
    CADデータに含まれる一切の情報の著作権は、当社または当社取り扱いメーカーに帰属します。当該著作権は、著作権法および国際条約により保護されています。当社の事前の許可を得ることなく、上述の利用目的以外にCADデータを利用(複製、改変、アップロード、掲示、送信、頒布、ライセンス、販売、出版等を含む)することはできません。また、貴社の機械設計以外の目的でのご使用(販売促進等のご使用を含む)はできません。
    上述の利用目的および法令等に違反したCADデータの利用が認められた場合、当社は、利用者に対しCADデータおよび当社のサイトの利用を禁止するほか、法的措置を取る場合があります。
    5.第三者規定
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    CADデータに関する留意事項

    1. アセンブリデータは構想設計段階の組立図で、構造を説明するためのものです。従って、詳細な部品形状は、各種設計条件を加味して仕上げられたものではありません。
      データの一部を流用される際は、ご設計中の条件に適合した仕様に編集してください。
    2. ユニットのアセンブリCADデータは、いくつかのサブアセンブリで構成されています。
      サブアセンブリ単位で流用、編集できるように構成することを意図しています。
    3. ※枠で囲われた部分がサブアセンブリ単位

    4. 製作部品は寸法や形状を編集しやすいスケッチ、ヒストリーを心がけて作成しています。
    5. ユニットに使用している他社購入品CADデータは、カタログを参照し、ミスミ監修にてオリジナルで作成しています。

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  • ※ユニットのアセンブリCADデータは、いくつかのサブアセンブリで構成されています。
       サブアセンブリ単位で流用、編集できるように構成することを意図しています。

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仕様

目的・動作

  • シリンダ先端に取り付けたマグネットにワークを吸着させてP&Pを行う
  • ワークのチャックはマグネット、アンチャックはシリンダストロークによるストリッパ方式を採用
  • 高温状態のワークを搬送する為、マグネット搬送を採用(吸着パットでは溶けてしまう)
  • マグネットP&P構造でのワークへの影響は、バッファ構造及びP&Pマグネットの反対側にもマグネットが有り、両方共「N極」を選定し反発させる(凹みは無いが、キズは付きます)
  • ワークは多少のキズは可とするもの

環境・操作性

  • エア機器・真空吸着方式を使用しないでワークを保持して搬送する
    <動作順序>
    1.前動作として、ノックシリンダ2個を5[mm]ストローク下降
    2.スチールプレートを搬送位置にセット
    3.エアースライドテーブルを30[mm]ストローク下降させてマグネットで吸着
    4.エアスライドテーブルのバッファーが2[mm]たわむ
    5.Z軸スライドテーブル上昇し、横軸移載
    6.Z軸スライドテーブル下降

対象ワーク

  • 形状種類:スチールプレート
  • 磁性体にのみ適用
  • 外形寸法:L180×W36×t1.5[mm]
  • 質量:約0.1[kg]

特徴

動作仕様・寸法

  • 外観寸法:W610×D89×H240[mm]

必要精度・荷重

  • マグネット保持力:29.4[N](使用個数:2[個])

主要部品の選定根拠

  • マグネット
    • ワークを吸着して搬送する時に安定した保持力を持つマグネットの選定
  • 上下シリンダ
    • チャックヘッド部を昇降できる推力を持つシリンダの選定
  • ワークチャック用シリンダ
    • ワークを引離すための推力を持つシリンダの選定

設計ポイント

主要部品の計算工程

  • ワークの保持力が適正であるか、マグネット保持力を検証
    • 条件値:
      マグネット単体保持力:14.7[N]
      マグネット個数:2[個]
      ワーク質量:約0.1[kg]
    • マグネット合計保持力
      14.7×2=29.4[N]
      29.4/(0.1×9.8)=30 安全率:30 OKとする
  • チャックヘッド部の自重から、上下シリンダサイズを選定する
    • 条件値:
      ヘッド部質量:W=0.9[kg] (8.8[N])
      選定シリンダ理論推力:F=68[N] (0.4[MPa]時)
      シリンダ負荷率:0.5
    • シリンダ推力
      68×0.5=34[N]
      34/8.8=3.9 安全率:3.9 OKとする
  • ロッドレスシリンダの速度を300[mm/s]にて許容動的モーメントを検証
    • 条件値:
      ワーク取付係数:0.6
      許容モーメント係数:1
      最大許容モーメント:4.78[N・m]
      許容動的モーメント:2.82[N・m]
      シリンダから重心までの距離:67[mm]=0.067[m]
    • 許容動的モーメントより、許容荷重は
      2.82/0.067=42.1[N]
      42.1/8.8=4.8 安全率:4.8 OKとする

構造の作り込みと設計の勘所

  • マグネットによるワークの保持、ワークリリース時はワークにストッパを当てマグネットを引き上げる機構
  • ピックアップ時の過負荷防止の為、Z軸にバッファ機構を設定
  • ワーク有無確認に近接センサを設定
  • 検索コード:#UL423

部品リスト

マグネットチャックP&P 構成部品
No. 部品名 イメージ写真 ミスミ型式
(商品詳細は下記型式をクリック)
数量
1 ホルダ付マグネット ホルダ付マグネット HXU10 2
2 メイルエルボ メイルエルボ MSELL4-M5 4
3 スピードコントローラ スピードコントローラ EPSLB6-M5 2
4 スピードコントローラ スピードコントローラ EPSLB6-1 2
5 近接センサ 近接センサ PSAM12 1
6 六角支柱 六角支柱 SLSBJF10-60-M5-N5-G4-H4 2
7 金属ワッシャ 金属ワッシャ WSSS13-5-2 6
8 ノックピン ノックピン MS4-10 2
9 ノックピン ノックピン MSH6-15 2
10 ばね座金組込み六角穴付きボルト ばね座金組込み六角穴付きボルト SCBZ5-10 9
  • 上記の部品リストには、ミスミ部品のみをご案内しております。
    部品リストダウンロード(CSV)では、ミスミ部品以外の他社メーカー品、加工品のリストもダウンロード頂けます。
  • SolidWorks,IGES,Parasolid,SATなどの3D CADとDXFの2D CADデータをダウンロードできます。
    CADデータ利用規定
    1.データの利用目的
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    2.データの特性
    CADデータのうち、公差・表面の粗さ・面取り等については、実際の製品の形状と異なる場合があります。また、CADデータの容量を軽くし、安定したデータの提供を維持するため、一部の製品につきましては油溝形状やネジ、バネ形状等を省略したデータとなっている場合がございます。あらかじめご了承のうえご利用ください。
    3.免責事項
    当社は、CADデータの作成にあたり十分な注意をしておりますが、上述のデータの特性により、CADデータの正確性を保証するものではありません。また、当社は予告なしにCADデータを変更、追加または削除することがあります。当社は、理由の如何に関わらず、CADデータの利用、変更および削除により生じるいかなる損害に対しても責任を負うものではありません。
    4.著作権
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