「安全柵レイアウト設計機能」の設計は始めに安全柵ユニットで全体を仮配置した後、必要箇所に対して
開き戸や吊り引き戸に入れ替えることで設計しやすくなります。
また、合わせて簡易形状の配置方法も紹介します。
・簡易形状で対象物を表現。対象物の最大外形をもとに配置
・安全柵ユニットはシルバー、6シリーズ。高さ2000mm+脚高さ
・レイアウトは、安全柵ユニットで完全に囲わず、2か所の開口部と吊り引き戸を設置
(W)1500mm×(D)1500mm×(H)1800mmの簡易形状を挿入します。
ヘッダーメニュー「ツール」>「簡易形状挿入」より「簡易形状設定」画面を表示します。
形状:直方体
サイズ : (W)1500mm×(D)1500mm×(H)1800mm
配置位置:(X,Y,Z)=(0,0,0)
回転 :(X,Y,Z)=(0,0,0)
を指定し、「OK」を選択するとフィールド上に紫の直方体が表示されます。
挿入メニューより「安全柵レイアウト」を選択すると、お届け方法の選択画面が表示されます。
フェンスネットやパネルをアルミフレームに組み付けた状態でお届けをご希望の場合は「組立品として作成」。
組み付ける前の状態でお届けの場合は「未組立品として作成」を選択ください。
「安全柵/扉 選択画面」が表示されます。
今回は6シリーズ、シルバーの安全柵なので以下の商品を選定します。
<フレーム・パネル>
フレームサイズ:6シリーズ
フレーム色:シルバー
種類:安全柵ユニット(Nシリーズ)
パネル枚数:2枚
パネル(上段):フェンス(ピッチ30mm黒)
パネル(下段):フェンス(ピッチ30mm黒)
<寸法>
W:1000mm
D:2000mm
H:120mm
<追加工>
端面タップ加工:無し
<自動締結部品(単品)>
アンカースタンド※柵同士の隣接箇所
:HFLANK6-3060
アンカースタンド※非隣接箇所
:HFLANK6-3030
板金:HPTSS6-SEP
板金-枚数:2
上記入力し画面下方に表示される型番が「K-NFUB6-30B-W1000-D2000-H120」と生成されたらOK。「適用」を押します。
※「この設定をデフォルトにする」のチェックボックスにチェックを入れると次回以降も同仕様の安全柵を選択いただけます。
安全柵を配置します。
マス目(250mm幅)を目安に始点(X,Y)=(-1500,1500)を選択後、TABキーで寸法:3000mmを入力します。
※マス目の設定は、「ファイル」>「環境設定」>「一般設定・チュートリアル」の「グリッド幅」より変更できます。
このとき1000mmごとに自動分割される仕様になっているため、1000mmの安全柵が3枚配置されます。
同様に画面下方にも安全柵を配置していきます。安全柵は配置した後そのまま続けて方向を変えて配置できるため、
始点(X,Y)=(-1500,500)から下に2000mm→右に3000mm→上に2000mmと引いていきます。
配線を1つ前の状態に戻す場合はEscキー。また配線を完了する場合は、終点付近の青のチェックボタンを選択、またはダブルクリックで解除されます。
この状態でヘッダーメニューの「3Dプレビュー」を選択します。
すると、プレビューモードに遷移し、配置した安全柵が3Dで表示されます。
この時点ではすべて1種類の安全柵ユニットで囲った状態のため、一か所吊り引き戸に変更します。
ヘッダーメニューの「描画する」を選択すると、描画モードに再び戻ります。
赤枠の箇所に吊り引き戸ユニットを配置します。既に配置している赤枠内の安全柵をクリックしDelキーで削除します。
また吊り引き戸ユニットと干渉しないように、図のように隣り合う安全柵の幅を1000mm未満に縮小します。
中央の安全柵を削除
端点をクリック&ドラッグで伸縮できます。
画面左の挿入メニューより「吊り引き戸」を選択後、型番横の矢印マークを選択し、商品仕様の選定をします。
安全柵ユニットのフレームや寸法に合わせて以下に設定します。
<フレーム・パネル>
フレームサイズ:6シリーズ
フレーム色:シルバー
種類:吊り引き戸ユニット
パネル枚数:2枚
パネル(上段):フェンス(ピッチ30mm黒)
パネル(下段):フェンス(ピッチ30mm黒)
<寸法>
W:750mm
D:2000mm
H:120mm
<追加工>
打掛錠:有り
<自動締結部品(単品)>
アンカースタンド(固定柵部):HFLANK6-3030
上記入力し画面下方に表示される型番が
「K-HFUBSLT6-30B-W1000-D2000-H120」と生成されたらOK。「適用」を押します。
削除した安全柵ユニット部に吊り引き戸を配置します。隣接する安全柵ユニットの端点に並べて始点を配置します。
1500mmまで伸ばしたら付近のチェックマーク押下(またはダブルクリック)で配置確定。
そのあと、反対側の安全柵ユニットのサイズを調整し吊り引き戸とつなげます。
ヘッダーメニューの「3Dプレビュー」を選択すると、一か所吊り引き戸に変更されたレイアウトが完成しました。
「作成モード終了」をクリックすると、トップ画面に戻ります。
参考データ
tips_13.rdicf /作成したFRAMESデータ/
再び編集したいとき
もし一度抜けたあとに再び編集したい場合は、レイアウト設計モードで作図した3Dデータのいずれかを選択。
部品編集メニュー「安全柵レイアウトで編集」の表示より遷移し再編集することができます。