Frames上ではパネルが規格外になると型番が作成されずに「規格外品」と表示されます。
規格外のパネルは通常の方法では注文ができず、特注品サービスでのご注文となります。
ですが、できれば規格内に収めて通常の注文で対応したいですよね。
規格外になる原因を把握していれば、設計内容を変更して規格内に収めることができるかもしれません。
そこで今回は、パネルが規格外になる原因についてご紹介いたします。
規格外になる主な原因は以下の4点が挙げられます。それぞれ細かく見ていきましょう。
※ 規格は商品によって異なります。詳細は各商品のカタログページをご確認ください。
※ 規格外になった場合でも特注品サービスをご利用いただけます。「特注品でのご注文」をご確認ください。
パネルの規格は、寸法指定が1mm単位のものがほとんどです。
0.5mm単位で配置されたアルミフレームに合わせてパネルを配置したり、配置したパネルの穴ピッチが0.5mm単位になると規格外になります。
※ 規格外になったパネルは型番が作成されないので部品リストで寸法を確認することはできません。
図面作成機能の「パネル図」作成を利用すると簡単に確認できます。
パネルには標準サイズと大サイズの2種類があります。例:ACA(標準サイズ)、L-ACA(大サイズ)など
標準サイズで配置される寸法のところに大サイズ、大サイズで配置されるところに標準サイズのパネルを選択してしまうと規格外になります。
(各パネルの寸法範囲はカタログページをご参照ください)
正しい対応サイズのパネルに変更することで規格外を回避できます。
※ 大サイズのパネルに関しては穴加工に対応していないため、パネルクランプ締結をご利用ください。
パネルクランプ締結については小ワザ集パネルの締結方法変更をご確認ください。
パネルを固定するボルト穴や取手を取り付けるボルト穴など、穴数が増えて規格より多くなってしまうと規格外になります。
(各パネルの規格はカタログページをご参照ください)
Framesでは、パネルを固定するサポートブラケットの穴間が250mm以上になると自動で配置されるように設定されています。
(パネルサポートブラケットが追加されない最大長さ:522mm)
パネルが大きくなるときは、パネルを配置する枠の間にアルミフレームを追加してパネルサイズを小さくするなどで規格外を回避できます。
※ 大サイズのパネルに関しては穴加工に対応していないため、パネルクランプ締結をご利用ください。
パネルクランプ締結については小ワザ集パネルの締結方法変更をご確認ください
Frames上で締結部品にブラインドジョイントを配置すると、フレームとパネル(パネルクランプ利用時)への追加工が自動で反映されます。
しかし、金属パネルは切り欠きの追加工に対応していないため、規格外になります。
パネルの取り付け方法をパネルクランプ締結以外に変更するか、パネル種類を変更してください。
※ ジョイントと樹脂パネルの組み合わせによっては切り欠きの追加工に対応していないものがあります。
※ パネルクランプ締結はパネルの厚みが3mm・5mmのときに利用できます。
設計上規格外を回避できない場合は特注品としてご注文いただけます。
パネルの図面をDXFまたはPDF形式で出力し、規格外品サービスをご利用ください。
<パネル図のDXF/PDFファイル出力手順>
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