吸着パッド特集 ワークや搬送環境のお悩みに応じてご提案
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吸着パッド選定のお悩みに応じて商品をご提案いたします。
- 吸着パッドの選定方法が分からない
・パッド径の求め方
・ワークに最適なパッド材質・形状の選定 - 【参考情報】吸着パッド周辺のお悩み
- 【参考情報】ワーク別選定アドバイス
吸着パッドの選定方法
<パッド径の求め方> ※このパッド径の求め方はミスミが提案する参考情報です ① まず”おおよそ”のパッド径を算出する為に、ワークの質量を元に必要な吸着力(N)を算出します
参考: 吸着力計算式 概算吸着力(N) = ワーク質量(kg) x 9.8 x 1.2~1.3
※ワークの面積が大きく、1つでは吸着時のバランスが悪い事が想定される場合は、吸着パッドを複数使う事も検討してください
※ワークが柔らかい・吸着面に凹凸がある場合などは、概算吸着力は多めに想定します
② 次に吊り上げ方法別の下記のグラフを利用し、概算で求めた吸着力(N)と真空度(kPa)からパッド径を選定します
<ワークに最適なパッドの材質・形状の選定> ③ ②のパッド径を元に下記一覧から、今回のワークに適した吸着パッドを選定します こちらは、MISUMI e-Catalogで取扱いのある吸着パッド(ピスコ製)の一覧です
タイプ/名称 | パッド形状 | パッドサイズ (mm) |
ワーク | パッド材質 | 見積 | |
---|---|---|---|---|---|---|
スタン ダード |
標準 | Φ1~Φ200 (18種類) |
平らなワークに最適 |
ニトリル・シリコーン・ウレタン フッ素・静電気拡散性 導電性低抵抗タイプ 食品衛生法適法NBR |
||
深形 | Φ15~Φ100 (9種類) |
球状ワークに最適 |
ニトリル・シリコーン・ウレタン フッ素・食品衛生法適法NBR |
|||
小形 | Φ0.7~Φ4 (6種類) |
半導体部品に最適 |
ニトリル・シリコーン・ウレタン フッ素・静電気拡散性 導電性低抵抗タイプ 食品衛生法適法NBR |
|||
特殊 タイプ |
ベローズ | Φ10~Φ80 (6種類) |
レトルトパックや食料品などが入った袋に最適 |
ニトリル・シリコーン 静電気拡散性 |
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多段 ベローズ |
Φ10~Φ50 (5種類) |
ニトリル・シリコーン 食品衛生法適法NBR |
||||
長円形 | 4×20~8×30 (11種類) |
基板、丸棒、半導体部品のような長いワークに最適 |
ニトリル・シリコーン 導電性低抵抗タイプ |
|||
ソフト | Φ4~Φ40 (8種類) |
成形品の取出しや傷つきやすいワークに最適 |
ニトリル・シリコーン フロロシリコーン 静電気拡散性 |
|||
ソフト ベローズ |
Φ6~Φ20 (5種類) |
ニトリル・シリコーン | ||||
スポンジ | Φ10~Φ100 (9種類) |
建物の外壁や表面に凹凸のあるワークに最適 |
クロロプレン(スポンジ) | |||
滑り止め | Φ10~Φ50 (5種類) |
プレス部品などの油が付着したワークに最適 |
耐油NBR | |||
薄物用 | Φ8~Φ20 (4種類) |
コピー紙やビニールなどの薄物ワークに最適 |
ニトリル・フロロシリコーン | |||
吸着痕 防止 |
Φ10~Φ30 (3種類) |
液晶ガラス・塗装工程半導体製造設備などに最適 |
PEEK・POM 導電性PEEK |
<理論値での確認> ④ 次に選定した吸着パッドが、理論値でも合っているかを確認するため、選定した吸着パッドの面積などを用いて下記計算式で確認します
W:吸着力(N)=C×P/101×10.13×f 【C:パッド面積(cm2) P:真空度(-kPa) f:安全率(水平吊り上げ時:1/4以上 垂直吊り上げ時:1/8以上)】
⑤ 最後に、吸着力(N)を元にパッド径を下記計算式で確認し、②で選定したパッド径と相違がないか確認します
D:パッド径(mm)=√4/3.14×1/P×W/n×1/f×1000 【n: ワークに対するパッド数量】
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参考情報 吸着パッド周辺のお悩み
※参考情報にはピスコ以外の製品も含まれます
ゴミ詰まりで吸着力が低下して困っている
- フィルタ
- ゴミ詰まり対策に最適な真空用フィルタを流量順にご紹介
商品名 | 推奨流量 | ろ過精度 | 商品 |
---|---|---|---|
小型ユニオン VFU0.1 | 0.5~15 ℓ/min | 10μm | |
ソケットタイプ VFJ | 2~50 ℓ/min | 10μm | |
インライン FSL | 10~60 ℓ/min | 10μm | |
ユニオン VFU2.3 | 5~150 ℓ/min | 10μm | |
大容量フィルタ VFB | 20~200 ℓ/min | 10μm | |
大容量フィルタ VFR | 20~400 ℓ/min | 10μm | |
大容量フィルタ VFA | 60~400 ℓ/min | 40μm/5μm |
吸着工程をできる限り省スペース化したい
- ホルダ
- 従来品より小型化したホルダをご紹介
吸着パッド 小型タイプ VPMA | 最小18mmのホルダで省スペースにも対応 |
ゴミ詰まりで吸着力が低下する
- オプション
- パッド直付けタイプの真空用フィルタをご紹介
パッドとホルダの間に直接取り付けでワーク吸着時のゴミを除去 |
吸着搬送をもっと早くソフトにしたい
カム機構によりショックレスに高速搬送(最大で3msec)が可能 カム機構により高速搬送(最大で4msec)が可能 |
参考情報 ワーク選定アドバイス
ワーク別の選定ポイント・アドバイスをまとめました。
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