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Vol.09
2011年11月11日号
マーケティングセミナー

横田先生の世界金型産業講座
トンネルの先の“モノづくりの世界”(前編)

講座連載を再開します!

 長い間この講座連載を休んでいて申し訳ありませんでした。今回から又、再開させて頂きます。この休筆中に日本の金型業界を取り巻く環境は大きく変化致しました。リーマンショックに始まり、日本では東日本大震災があり、最近では、欧州ではギリシャ経済危機による欧州経済危機、アジア地域ではタイの大洪水等発生しましたが、全てのことが日本の「金型産業」に少なからず影響を与えています。
 リーマンショック発生後、日本の“モノづくり産業”は、「暗くて先の見えないトンネル」に陥りましたが、最近になりやっと「暗いトンネルの先」が見えてきました。トンネルの先には三つの景色がありました。最初の景色は「グローバル経済が更なる進展する世界の景色」です。二つ目の景色は「連携がキーワードになる世界の景色」で、最後の一つの景色は「リスク分散型国際分業化“モノづくり”世界の景色」です。これら三つの景色から言えることは、「トンネルの先の“モノづくりの世界”では国境が無くなったこと」です。このことについては今後のこの講座の中で順を追って説明いたします。

 

今後の連載でお話しすること

 ところで、今まで本講座で、海外の“モノづくり”と日本の“モノづくり”とは違うと言う話をしてきました。この傾向は「トンネルの先に存在する国境が無くなった世界」でも全く変わっていないどころか、益々その傾向を強めています。言い換えれば、残念ながら日本の“モノづくり”の影響力が徐々に弱まっているということにもなります。休筆中、アジア諸国及び南米地方を何回となく訪問し、金型産業を始めとする幅広い基盤産業を見てきました。その訪問先の中でも、特に現在の海外展開の中心となっている、“過剰とも思える中国展開”以後の日本の金型産業の市場となるであろう、インド・インドネシア・ベトナム及びBRICsのひとつ“ブラジル”等については繰り返し訪問し、金型企業及び金型使用企業の経営者の方々と「日本の金型産業のあるべき姿」について話をしてまいりました。本講座ではそれらの国々でお話した内容と、それらの国々の基盤産業の皆様が「今、何を日本の金型産業に望んでいるか?」について今後、本講座で何回かに分けて記述してまいります。その再開の第一回目として今回は、各国の基盤産業に携わる人材教育について説明致します。

 

アジアの人材教育と日本

 “モノづくり”にとって最も大切なことは、携わる人たちの人材教育にあることは間違いありません。日本では、“モノづくり産業”に携わる人材教育の中心は、職場で仕事を通じて、技術・技能を持った先輩たちに教えて頂くOJT(On the Job Training)方式でした。この方法は、高度成長時代に、金型産業等の中小企業でさえ出来た「新入社員採用が継続的に行われること」が前提でした。しかしながら、1990年代のバブル経済以後、金型企業では新規採用が出来る企業は限られ、殆どの企業は新人を採用すること無く、毎年従業員の平均年齢が上昇し、この20年に20歳近く金型産業従業者の平均年齢が上昇し、現在では中小零細金型企業の平均年齢は50歳後半であると予想しています。page up

このことは、日本の零細中小の農業・漁業産業が過去辿ってきた道と同じです。農業・漁業産業と違うのは金型産業には手厚い政府補助が無い上、常に顧客市場からの「納期短縮」「コストダウン」「品質向上」を求められるところにあります。その結果、金型製造現場ではOJTによる人材教育をする余裕や機会が無いまま、綱渡りの経営に追われる状態が続いています。加えて現在、従来は考えもしなかった「グローバル経済が更なる進展する世界」で生き残るために必要な、「グローバル展開のための企業経営」や「新興国の技術向上に追い付かれない新技術開発」のための“新しい技術人材教育”が今日本の金型産業に求められています。その為、日本では岩手大学・九州工業大学・岐阜大学・日本工業大学等でグローバル展開のための経営者・技術者教育が始まりました。しかし、その生徒数は甚だ少なく、全て合わせても百名にも満たない生徒数で、金型産業全体の底上げに寄与しているとは思えません。
 一方、海外での金型人材教育を見てみると、全く違う世界がそこに存在しています。人材教育の背景には前述したように「各国とも違った“モノづくり”体系」があります。例えば、インドネシアには2億4千万人を超す平均年齢27歳の若い人材が存在しますが、その殆どは技術教育を受けていません。しかしながら、インドネシアは急激な輸出製造業を基盤とする経済成長を遂げなければ、後ろに控えているカンボジアやバングラデッシュ等の、新たな新興国に追いつかれ、追い越されてしまいます。その為、早急に日本のような技術者・技能者の養成が必要ですが、それを短期間に行うことには無理があります。それを解決するためには、日本のような金型先進国からの技術者・技能者の積極的な受け入れも一つの方法です。確かに、その為に日本ばかりでなくマレーシアや台湾からの熟練技能者が現地に移転し、インドネシア金型産業で人材教育活動を行っており、それが日本のテレビや新聞等のマスコミが取り上げ、「日本の技術流出に繋がる!」として問題視していますが、現場をつぶさに見ると、その影響度はさほど大きくはなく、ましてや「日本の技術流出に繋がる」といったマスコミの話とはかけ離れている状況にあります。インドネシアの人口は2億4千万人います。製造業に携わる人はその半分以上です。日本の全人口に匹敵する人数です。果たしてその人数を、日本から送り込まれた現地語、若しくは英語の不自由な日本の熟練技能者、数十人で日本の人材教育のやり方であったOJT方式で教えることが出来るのでしょうか?答えは簡単です。絶対に出来ません!一方、インドネシアでは確実に製造産業は進展しています。その品質も先進国向け輸出製品として十分に耐えうるところまできています。ではどうやって高品質製造のための人材教育をしているのでしょうか?次回はアジアの人材教育とモノづくりについてお話ししましょう。

 



横田悦二郎[ヨコタエツジロウ]先生のご紹介:

経歴/昭和43年黒田精工株式会社に入社後、平成17年4月に ファインクロダ株式会社代表取締役社長に就任。現在では、アジア金型工業会 名誉会長、日本金型工業会顧問や国際金型協会(ISTMA)、NPO法人「アジア金型産業フォーラム」副理事長などの要職をも務める。また、著書/連載記事として「世界に勝つモノづくり 金型ジャパンブランド宣言」や「本気でJAPANものづくり戦略」の執筆者としても著名。

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