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Vol.03
2009年2月2日号
マーケティングセミナー

横田先生の世界金型産業講座
世界の金型産業の集まりISTMA

前回の講座ではFADMA(アジア金型工業会協議会)の活動を紹介しましたが、当然ながら世界にも金型工業会の集まりがあります。その世界の金型工業会の団体は「国際金型協会」です。国際金型協会の英文正式名称はISTMA(International Special Tooling & Machining Association)です。この組織は大きく分けて、欧州地域・アジア地域・米国地域の3つの地域で形成される組織から成り立っています。その組織と参加国について別図に示します。ISTMA組織図参加国は2009年1月現在で30カ国にのぼります。皆さんは既に気がつかれたと思いますが、ISTMAの名称には「金型(Die & Mould)」という言葉が全く入っていません。アジア金型工業会協議会の英文名称FADMAはFederation of Asian Die & Mould Associationsとしっかり「金型(Die & Mould)」の名称が入っています。ISTMAに「金型」の表示が無いのは、世界には「金型産業」といった統一定義がないからです。アジア地域でさえも日本語の「金型」と全く同じ定義を持っている言葉は中国語の「模具」だけです。世界での金型産業の位置付けは特殊工具産業の一部として扱われています。確かに、世界にも日本と同様に金型を販売する「金型専業者」が中心となった団体も存在しますが、それはイタリア・スペイン・ドイツ・ポルトガル等ごく一部の国に過ぎません。それ以外の国は、最近のアジア諸国の国々と同様に「金型も製造するが、主として自社で製造した金型を使って部品を作り販売する企業及び特殊工具・治具製造業者」が中心となった団体組織が主体です。ISTMAの発足当時はISTAと呼ばれ“Machining”は含まれていませんでした。然し10年ほど前、ISTA組織拡大のため「加工精度25μm以下の特殊部品加工用高精度機械加工業者(Machining業者)」も含めることにし、ISTMAと改名しました。従って、海外特に欧米で皆様が「金型企業」を探そうとすると、要望するイメージと全く違った企業を紹介される現象にぶつかることが少なくないと思います。唯一、ISTMA加盟企業が日本やアジア諸国の金型産業と同様なのは、大部分の企業形態が零細中小企業であることです。特にイタリア等古くから基盤産業を持っている欧州諸国におけるISTMA参加中小企業は日本と同様に従業員10人以下と言う企業は少なくありません。
前述したようにISTMAは3つの地域集合体から成り立っています。然しその成り立ちは各々違っています。FADMAの発足とその目的については、前回の講座で説明しましたので省略しますが、昔ISTA(ISTMAではない時代)会議に参加した私の感覚では、欧州におけるISTA団体の当初の目的は「欧州地域の中小金型企業経営者の慰安旅行」であった感がします。 page up

そのためISTA会議は上程される議題もあまり多くなく、数時間で終了し、その後は夫婦で名所旧跡を訪ねたり、楽しい夕食会が開催される等、主として会員の親睦及び家族慰安が目的でした。お陰で私は欧州地域の金型業界に多くの心からの友達を持つことが出来ました。友人になると会議等では判らない本当の現地金型産業の姿(特徴や抱えている課題等)を現場からの視点で色々教えてもらえます。殆どの企業経営者は日本と同様個人企業経営者ですので、年齢を重ねた今でも退職せず仕事を続けているのでその友人関係が続いています。
10年以上前のISTA時代は金型産業においてはグローバル展開が現在のように進展していなかったこともあり、他国の金型情報はあまり自国の金型産業には影響を及ぼさなかったことに起因して、会議で国際化における問題点の議論をする必要性が切実ではありませんでした。然し、製造業の世界でも急速にグローバル化が進展するようになると、他国の金型産業を始めとする基盤産業の情報収集の必要性が高まりISTA会議における議題の第一プライオリティが各国状況報告になりました。その後、米国地域代表がISTA会長になった時点で “Machining”業界が加わり、益々ISTMA会議はビジネス中心の会議に変貌し現在に至っています。今年は3月に韓国でISTMA会議が開催されることになっており、世界経済危機の状況下で各国の金型産業がどうなっているかが報告されることになっています。興味深いところです。一方、日本やアジアとして気になるのは、現在のISTMA会長は欧州地域代表が務めている理由から、ドイツやポルトガルが中心となって欧州発の様々な金型技術標準作成をISTMA組織を使って推進していることです。金型産業については先進国である日本が基準や規格作成分野でもっと主導権を取らなければならないと感じています。
一方、米国地域におけるISTMA活動は、米国製造業の衰退により現在ではオーストラリアを含めても3カ国しかISTMA加盟国はありません。自動車産業関係が不振の現在米国・カナダは以前のような世界のリーダーになるほどの製造業の復興は今のところ考えられません。然し金型産業においては、BRICS諸国の一つであるブラジルの振興やチリ・アルゼンチンの進展等南アメリカ諸国の金型産業の力が徐々に付き始めていますので、米国地域のISTMAは中南米諸国を加えた新たな集団として生まれ変わる可能性もあります。
又、アフリカ諸国も金型産業に力を入れ始めておりエジプト・エチオピア・スーダン等を中心とした新たにISTMAアフリカとしての団体が生まれる可能性もあります。金型産業はどのような国においても、その国が自立し生き残るためには絶対に必要な産業であるため、どの新興国も国を挙げて金型産業支援活動を行っています。従って世界レベルでみれば、他の産業と違い金型産業は今後も増大の一途を進む産業です。近い将来ISTMA組織は世界で最も参加国が多い、大きな組織なるであろうと思っています。ISTMA組織の詳細についてはインターネット上のホームページでも見ることが出来ますので一度覗いてください。

ISTMAホームページはこちら



横田悦二郎[ヨコタエツジロウ]先生のご紹介:

経歴/昭和43年黒田精工株式会社に入社後、平成17年4月に ファインクロダ株式会社代表取締役社長に就任。現在では、アジア金型工業会 名誉会長、日本金型工業会顧問や国際金型協会(ISTMA)、NPO法人「アジア金型産業フォーラム」副理事長などの要職をも務める。また、著書/連載記事として「世界に勝つモノづくり 金型ジャパンブランド宣言」や「本気でJAPANものづくり戦略」の執筆者としても著名。

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