【高速化・高能率化Q&A】
ノンステップ加工で加工時間を短縮したい

現在はどんな穴加工でも、切りくずがつながらないように1mm単位でステップ加工を行っています。
ステップ加工からノンステップ加工に切り替えたいのですが、どのぐらいの深さまでならノンステップで加工可能なのでしょうか。
また、ノンステップ加工を行う上でのポイントはどのようなところにあるのでしょうか?

 
ステップ加工の効果(弊害とメリット)
ステップ加工は切りくず排出効果が期待できますが、反面、ステップ時に発生する刃先と切削面の擦り現象による工具寿命の低下、加工時間が長くなるための加工能率低下などのデメリットが考えられます。特に、ステンレス鋼などのような熱伝導率の低い被削材の場合は、極端にドリルの寿命が低下する恐れがあります。
ノンステップ加工のポイント
そこで、ノンステップ加工が工具寿命と加工能率の両面で有効な手段になります。そのためのテクニックについて以下に説明します。
(1) 加工条件
切りくずを分断するには、送り量(mm/回転)を高めること、ドリルの回転数(切削速度)を高めること、十分な切削液の供給などが有効です。
ノンステップ加工は、標準的なドリルではドリル径の5〜10倍程度、深穴加工用ドリルではドリル径の10〜20倍程度までが十分に可能な領域です。
(2) オイルホール付ドリルの活用
オイルホール付きドリルの場合は、刃先に的確なクーラント(ミストクーラントを含む)供給が可能であり、ロングドリルを使用するとドリル径の15倍程度までノンステップ加工が可能です。
又、コーティング面の面粗度を上げるラップ処理や、溝の面粗度を上げる鏡面溝処理が施されているドリルを使用すると、より効果が見込まれます。

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