【仕上用工具】
スティック砥石で研磨する際に研削液は必要ですか?

スティック砥石を使用して仕上げ研磨を行います。湿式研磨と乾式研磨のどちらが良いのでしょうか?

 
粗仕上工程では研削液を用いる湿式研磨が多い

スティック砥石は、主として金型の粗仕上用に作られた砥石です。金型の粗仕上は、取り代を大きく取る“研削”に近い工程ですので、研磨屑が多く生じ、これを除去しながら作業する必要があります。

研磨屑の除去には、エアーで飛ばす方法(乾式)と研削液を用いて研削屑を浮かび上がらせる方法(湿式)がありますが、湿式を採用するケースが大半です。


乾式研磨のリスクとして、研磨屑自体がワークを傷つけたり、目詰まりを起こして粗仕上工程に要求される加工面精度を実現できない恐れがあるという点が指摘されます。また、湿式研磨の方が研磨力が強く研磨熱を抑えることもできることから、粗仕上工程としては湿式研磨を採用することが多くなります。


湿式研磨では研削液の拭き取りが肝心

湿式研磨では研削液を使用するため、これをきちんと拭き取らなければ、ワーク表面に残った研削液が変色することがあります。粗仕上の後すぐに中仕上工程に移る場合は、必ずしもすぐに拭き取る必要はありませんが、中仕上工程に入るまでに2〜3日空く場合には、きちんと拭き取った上で防錆剤を塗布する必要があります。


スティック砥石自体にも向き不向きがある

湿式研磨を採用するケースが多いものの、ワークが大きい場合や残留研削液の変色が気になる場合には乾式研磨が採用されます。但し、スティック砥石自体に乾式研磨に対する適性がありますので、ご注意ください。

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