【グラファイト電極】
グラファイト電極を切削加工するときのポイントは?

 
グラファイトの特性
グラファイトは、炭素を主成分とする粉末焼結体です。微小な炭素粒子が超硬材料のバインダーを削除するため、チッピングなどによる工具寿命の低下が懸念されます。
工具選定のポイント
ダイヤモンドコートやDLCコートなどのコーティングが施された超硬合金工具を選んでください。
刃形状としては、すくい角が大きく、切れ刃のシャープな工具を選んでください。グラファイトは脆性材料のため、摩耗やチッピングによって切れ刃の鋭さが鈍るとワークに欠けが生じやすくなります。
加工方法のポイント
粉末化した切りくずが工作機械の摺動部に侵入すると摺動面に摩耗が生じて工作機械の老朽化を促進させます。また、切りくずが粉塵として空気中に飛散すると作業環境を悪化させます。切削ポイント近くで切りくずを吸引する、切削液を十分にかけて絶えず切りくずを排出するなどの対策をとってください。
グラファイトは脆性材料のため、ワークの欠けを防止するには仕上げ加工時に適切な切り込み量を設定することがポイントになります。

オススメ商品のご案内

ダイヤモンドコーティングにより耐久性が格段に向上

グラファイト加工用ダイヤモンドコート
超硬ボールエンドミル
2枚刃/スタブ・ロングネックタイプ(深リブ用)
DAC−GRBEM2LB

商品情報・ご購入
 
  • 驚異的な耐久性を誇るダイヤモンドコートのロングネックボールエンドミルです

加工テスト事例

■切削試験条件
工具 ダイヤモンドコート超硬ボールエンドミルR1−有効長10
(DAC−GRBEM2LB1−10)
被削材 グラファイト(ISO63)
加工方法 等高線一方向加工(荒〜仕上側面加工)
回転数 6,300min-1(周速40m/min)
送り速度 750mm/min(一刃送り:0.03mm/tooth)
切り込み Ad:0.13mm Pf:0.13mm
クーラント 水溶性切削液
使用機械 マシニングセンタ
ツーリング コレットチャック
結果 画像でも分かるように、断面のR部は他社品では明らかに真円が崩れており、最後の溝の深さを測定すると、ダイヤモンドコートに比べて0.018mm浅く仕上がっていた。これらから、他社品では著しい摩耗が進行していると推測できる。
結果
他社品では先端部分の摩耗が進行し、潰れたようになっている。しかしダイヤモンドコートではコーティングは色が変わり、薄くなっているように見えるのみで、刃先部分は原型を留めており、まだ十分に使用可能。

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