【アルミ合金】
アルミ合金の切削加工に対するコーティングの使い分けはどうしたらいいですか?

アルミ加工用の工具として、DLCコート品やダイヤモンドコート品がありますが、被削材によってどのように使い分ければいいでしょうか。

コーティング 表面硬度
(Hv)
標準膜厚
(μm)
耐酸化性
(℃)
皮膜粗さ
(Ra:μm)
摩擦係数
DLC 3,000〜4,000 1〜2 250〜300 0.03〜0.04 ≦0.1
ダイヤ 9,000 8 600 1〜2 0.15
アルミ合金材料 コーティング
分類 材料記号 用途 DLC ダイヤ
Al−Cu系合金 A2011 一般用協力材
A2017 一般用協力材
Al−Mg系合金 A5052 一般機械部品、カバー、ケース等
A5056 一般機械部品
Al−Mg−Si系合金 A6061 一般機械部品
A6063 一般機械部品、構造用材
Al−Zn−Mg系合金 A7075 治具具、金型
 
アルミ合金の切削加工に適したコーティングとして、DLC、ダイヤモンドコート等があげられます。
上記表のように、高強度の高Siアルミといった難削材を含有するアルミには、耐摩耗性の高いダイヤモンドコートが適しています。
構成刃先を防ぐために耐溶着性が求められる一般用アルミには、経済性も考慮すると、摩擦係数の低いDLCコートが推奨となります。
また、耐久性より、刃の切れ味を重視するのであれば、ノンコートエンドミル、特に刃先コーナー部がピンカドの工具がひとつの選択肢となります。

オススメ商品のご案内

アルミ材種、加工シーンに合わせて使い分けできる!

ダイヤモンドコート超硬スクエアエンドミル
3枚刃・45°ネジレ/レギュラータイプ
DAC−ALHEM3R

商品情報・ご購入
 
  • 天然ダイヤモンドに匹敵する表面硬度を持つダイヤモンドコートにより、アルミ加工時における耐久性、仕上り精度、面粗度を実現します。
DLCコート超硬スクエアエンドミル
3枚刃・45°ネジレ/レギュラータイプ
DLC−ALHEM3R

商品情報・ご購入
 
  • 耐摩耗性、耐溶着性にすぐれるDLCコートにより、アルミの加工に最適です。
  • 標準膜厚1〜2μの薄膜により、アルミ加工に適したシャープな切れ刃を損ないません。
ノンコート超硬スクエアエンドミル
3枚刃・45°ネジレ/レギュラータイプ
SEC−ALHEM3R

商品情報・ご購入
 
  • シャープな切れ刃の採用により、アルミ特有の構成刃先を防ぎます。

加工テスト事例

コーティング ダイヤモンドコート DLCコート ノンコート
使用工具 アルミ加工用超硬スクエアエンドミル
刃径φ10 刃長30(ALHEM3R相当形状)
被削材 アルミダイキャスト(AC7A、AC4C−T6)
クーラント 水溶性切削液
使用機械 立型マシニングセンタBT40
ツーリング コレットチャック
加工内容 底面加工、ヘリカル加工
回転数 12,000〜15,000min-1(周速377〜471m/min)
送り速度 3,000mm/min(一刃送り0.06mm/tooth)
切り込み 底面加工:0.5mm ヘリカル加工:0.5mm
寿命判定 被削材の面粗度、バリの発生頻度
正味切削時間 1,900分 900分 500分
結果
・ダイヤモンドコート品の加工可能時間は、DLCコートの2.1倍、ノンコートの約4倍
・ダイヤモンドコート品は、工具刃径の摩耗が少なく、被削材の仕上り精度が安定

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