【耐熱合金】
耐熱合金を切削加工するときのポイントは?

[被削材例]
ニッケル基超耐熱合金、コバルト基超耐熱合金、チタン合金

 
耐熱合金の特性
熱伝導率が低く、高温強度、加工硬化、工具材料との親和性などの大きい材料です。特にニッケル基合金をはじめとする超耐熱合金やチタン合金などの難削材は、硬い、粘い性質を有しています。熱伝導率が低いと、切削熱が切りくずに伝導しにくく切削ポイントに集中して、切れ刃への熱影響が大きくなります。
工具選定のポイント
ポジティブなすくい角の切削工具が適します。すくい角がネガティブの工具で耐熱合金を切削すると、工具損傷が進行しやすく、工具寿命が不安定で短くなるなど、トラブルが発生します。すくい角が大きいと切削抵抗が低減するばかりでなく、切削熱の発生も抑制されるため、工具寿命の向上が見込めます。
加工方法のポイント
粗加工では加工面精度に問題がないかぎりは高送り切削が有効です。
切り込み量を大きくすると工具に与えるダメージが大きく工具寿命が短くなるため、少ない切り込み量で均一に加工できるトロコイドツールパスなどが有効です。
また、切削時に発生する振動も工具に悪影響を与える要因になります。これを抑制するために、保持剛性の高い焼ばめホルダの使用をおすすめします。

オススメ商品のご案内

スクエアとラフィング刃の組合せでチタン加工時のビビリを抑制

TSコート超硬スクエアエンドミル
チタン用・4枚刃・45°ネジレ/ショートタイプ
TSC−FMT−HEM4S

商品情報・ご購入
 

加工テスト事例

■切削試験条件
工具 TSコートチタン用
超硬スクエアエンドミルφ12
(TSC−FMT−HEM4S12)
被削材 チタン合金通称ロクヨンチタン
加工方法 側面加工
回転数 3,980min-1
(周速150m/min)
送り速度 380mm/min
(一刃送り:0.024mm/tooth)
切り込み xy方向:0.3mm
z方向:10mm
クーラント 水溶性切削液
使用機械 マシニングセンタBT50
ツーリング コレットチャック
    ■検証項目
  • ・チタン加工用の他社特注品(不当分割刃)との耐久性比較
  • ・工具交換時期は、フランク摩耗幅とチッピング発生量などで判定
結果
限界使用距離比較で、他社特注品は100mだったが、TSC−FMT−HEM4Sは200mと2倍の刃持ちを示した。

戻る