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No.000210 フィルム製品の送り機構

フィルムの送りローラ機構

フィルム製品の送り機構

カップリング

カップリング
商品名カップリング デイスク形クランピングタイプ/サーボモータ対応
型番CPDW25-8-8
※下記表内のオレンジ着色部分は本事例で使用した型式に該当する仕様です

選定根拠

組付性向上のため、許容ミスアライメントの大きいダブルディスクタイプを選定

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選定可能サイズ

■ディスク形カップリングクランピングタイプ(ダブルディスクタイプ)

部品材質表面処理付属品
本体アルミ合金アルマイト処理六角穴付ボルト
ディスク・ピンステンレス-

■サイズ展開と各部寸法

外径軸穴径(駆動側・従動側それぞれ選択)全長クランプ
ボルト径
φ4φ5φ6φ6.35φ7φ8φ10φ11φ12φ14φ15φ16φ17φ18φ19φ20φ22φ24φ25
φ19              18.5M2
φ25             23M2.5
φ32             31M3
φ40        41M4
φ50         56M5

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精度情報

■カップリングの精度

外径許容
偏角
(°)
許容
偏心
(mm)
φ191.5 0.12
φ25
φ320.15
φ40
φ50

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速度・荷重(負荷情報)

■カップリングの負荷情報

外径許容トルク
(N・m)
最高回転数
(r/min)
慣性モーメント
(kg・m²)
φ190.7330008.7×10⁻⁷
φ251250002.7×10⁻⁶
φ322.5190009.6×10⁻⁶
φ403.5150001.9×10⁻⁶
φ509120008.1×10⁻⁵

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引張りばね

引張りばね
商品名引張りばね フック自在タイプ
型番AUFM8-40
※下記表内のオレンジ着色部分は本事例で使用した型式に該当する仕様です

選定根拠

加工費がかかるばねを市販品で安価に手に入れられる為

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選定可能サイズ

■引張りばね(フック自在タイプ)

材質
本体フック部
SWP-ASUS304-WPB
SUS304-WPB

■サイズ展開と各部寸法

ばね
外径
フック
ピッチ
線径フック
線径
フック
内径
最大荷重(N)
(動荷重)
7251.0 1.24.639.2
30
35
40
8301.21.45.266.25
35
40
45
50
60
70
10301.41.66.886.69
35
40
45
50
60
70
80
12301.61.88.4101.29
35
40
45
50
60
70
80
90
100
14501.8210107.87
60
70
80
90
100
125
165022.611.4127
60
70
80
90
100
125
18802.32.912.9180
90
100
125
150
20802.63.214.2230
90
100
125
150

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技術計算

■引張りばねの荷重計算

P = Pi + (k × F)

P: 荷重(N)
Pi: 初張力(N)
k: ばね定数(N/mm)
F: たわみ量(mm)

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引張りばね用ポスト

引張りばね用ポスト
商品名引張りばね用ポスト 溝タイプ
型番BSPO6-25
特徴マイナス溝をご利用いただけるバネポストです
※下記表内のオレンジ着色部分は本事例で使用した型式に該当する仕様です

選定根拠

溝加工などコストがかかる加工なしで短納期で入手出来る為

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選定可能サイズ

■引張りばね用ポスト溝タイプ

材質表面処理付属品材質
S45C四三酸化鉄皮膜ナット1コ(JIS1種)
SWCH相当
SUS303-ナット1コ(JIS1種)
SUS304相当

■サイズ展開と各部寸法

六角対辺取付高さ
(5mmとび)
ねじ径
(並目)
ねじ部長さばね引掛け軸径
315-40M36φ1.8
415-40、50M48φ2
515-40、50M510φ3
615-50、60M612φ3.6
820-50、60、70M816φ5
1030-50、60、70M1020φ6
1240,50、60、70M1224φ6.5

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IDEA NOTE シャフト支持剛性UP

送りロールのシャフトは曲げ剛性を上げるためにベアリングのスパンを広くした

  • SolidWorks,IGES,Parasolid,SATなどの3D CADとDXFの2D CADデータをダウンロードできます。
    CADデータ利用規定
    1.データの利用目的
    株式会社ミスミ(以下「当社」といいます)が本サイトに掲載するCADデータ(3DCADデータ、3DCAD中間データおよび2DCADデータをいいます)は、CADを用いたレイアウト設計において、当社または当社取り扱いメーカーの製品(以下、製品といいます)の干渉・形状等を簡便に確認のためにご利用いただくことを目的として提供しております。
    また本サイトの各事例ページで記載された部品を組み合わせた場合の品質・正確性・機能・安全性・信頼性等の一切の保証は致しかねますので予めご了承ください。
    2.データの特性
    CADデータのうち、公差・表面の粗さ・面取り等については、実際の製品の形状と異なる場合があります。また、CADデータの容量を軽くし、安定したデータの提供を維持するため、一部の製品につきましては油溝形状やネジ、バネ形状等を省略したデータとなっている場合がございます。あらかじめご了承のうえご利用ください。
    3.免責事項
    当社は、CADデータの作成にあたり十分な注意をしておりますが、上述のデータの特性により、CADデータの正確性を保証するものではありません。また、当社は予告なしにCADデータを変更、追加または削除することがあります。当社は、理由の如何に関わらず、CADデータの利用、変更および削除により生じるいかなる損害に対しても責任を負うものではありません。
    4.著作権
    CADデータに含まれる一切の情報の著作権は、当社または当社取り扱いメーカーに帰属します。当該著作権は、著作権法および国際条約により保護されています。当社の事前の許可を得ることなく、上述の利用目的以外にCADデータを利用(複製、改変、アップロード、掲示、送信、頒布、ライセンス、販売、出版等を含む)することはできません。また、貴社の機械設計以外の目的でのご使用(販売促進等のご使用を含む)はできません。
    上述の利用目的および法令等に違反したCADデータの利用が認められた場合、当社は、利用者に対しCADデータおよび当社のサイトの利用を禁止するほか、法的措置を取る場合があります。
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    CADデータダウンロード

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    CADデータに関する留意事項

    1. アセンブリデータは構想設計段階の組立図で、構造を説明するためのものです。従って、詳細な部品形状は、各種設計条件を加味して仕上げられたものではありません。
      データの一部を流用される際は、ご設計中の条件に適合した仕様に編集してください。
    2. ユニットのアセンブリCADデータは、いくつかのサブアセンブリで構成されています。
      サブアセンブリ単位で流用、編集できるように構成することを意図しています。
    3. ※枠で囲われた部分がサブアセンブリ単位

    4. 製作部品は寸法や形状を編集しやすいスケッチ、ヒストリーを心がけて作成しています。
    5. ユニットに使用している他社購入品CADデータは、カタログを参照し、ミスミ監修にてオリジナルで作成しています。

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  • フィルム製品の送り機構の部品リストをCSV形式でダウンロードできます。
  • ※ユニットのアセンブリCADデータは、いくつかのサブアセンブリで構成されています。
       サブアセンブリ単位で流用、編集できるように構成することを意図しています。

仕様

目的・動作

  • フィルム、シート状のワークをローラで送り出す

対象ワーク

  • 形状:フィルム、シート
  • 外形寸法:W20×t0.1[mm]

特徴

動作仕様・寸法

  • 外観寸法:W209×D110×H168[mm]
  • 送り速度:300[mm/s]

必要精度・荷重

  • 張力:4[N]
  • ニップ圧

    ニップとは円と円の接触している部分を言い、ローラ同士の接触圧のこと

    :10[N]

主要部品の選定根拠

  • 張力:4[N]、ニップ圧

    ニップとは円と円の接触している部分を言い、ローラ同士の接触圧のこと

    :10[N]、速度:300[mm/s]で送り出すために50[W]のモータを選定

設計ポイント

主要部品の計算工程

  • 負荷イナーシャ・負荷トルクを満足するようにモータを選定する
  • 軸換算負荷イナーシャ算出
    • 条件値:送りシャフトのイナーシャ:JO=0.028[kg・cm²]
      カップリングのイナーシャ:JC=0.028[kg・cm²]
      送りロールのイナーシャ:JR=0.170[kg・cm²]
    • 軸換算負荷イナーシャ:JL=JC+JO+2×JR より、JL=0.028+0.028+2×0.170=0.396[kg・cm²]
    • イナーシャ比:m=JL/JMより、m=0.396/0.045=8.8<17[倍](モータ仕様推奨値)
  • 加速時のトルク算出
    • 条件値:駆動部効率:η=0.800、モータ回転速度:N0=190.985[r/min]
      加速時間:Tsa=0.500[s]、モータ軸換算負荷トルク:TL=0.097[N・m]
    • 上昇加速時のトルク:TMa=((((JL/η)+JM)×N0)/(9.55×10⁴×Tsa))+TL より、TMa=((((0.396/0.800)+0.045)×190.985)/(9.55×10⁴×0.5))+0.097=0.099[N・m]
    • 最大トルクは加速時になり、ピーク負荷率:Rpは定格トルク Ttyp=0.160[N・m]から
      Rp=(TMa/Ttyp)×100より、Rp=(0.099/0.16)×100=61.875[%]
    • 実行負荷トルクは各動作パターン時のトルクを算出して計算すると、
      0.096[N・m]<0.16[N・m](定格トルク)となる

構造の作り込みと設計の勘所

  • 送りローラにはローレット加工、押えローラにはウレタンゴムを使用し摩擦係数をUPした
  • ニップ圧

    ニップとは円と円の接触している部分を言い、ローラ同士の接触圧のこと

    はばねを変えることにより調整可能

技術計算リンク

  • 検索コード:#UL210

部品リスト

フィルム製品の送り機構 構成部品
No. 部品名 イメージ写真 ミスミ型式
(商品詳細は下記型式をクリック)
数量
1 セットカラー セットカラー PSCBNJ10-14 1
2 カップリング カップリング CPDW25-8-8 1
3 ファインUナット ファインUナット FUNT10 1
4 ベアリング ベアリング B6000ZZ 1
5 ベアリング ベアリング FL688ZZ 4
6 ベアリング ベアリング FL696ZZ 2
7 ベアリング ベアリング B7000-DB 1
8 引張りばね 引張りばね AWA12-40 1
9 引張りばね用ポスト 引張りばね用ポスト BSPO6-25 1
10 引張りばね用ポスト 引張りばね用ポスト BSPO6-40 1
11 平行キー 平行キー KEG4-30 1
  • 上記の部品リストには、ミスミ部品のみをご案内しております。
    部品リストダウンロード(CSV)では、ミスミ部品以外の他社メーカー品、加工品のリストもダウンロード頂けます。
  • SolidWorks,IGES,Parasolid,SATなどの3D CADとDXFの2D CADデータをダウンロードできます。
    CADデータ利用規定
    1.データの利用目的
    株式会社ミスミ(以下「当社」といいます)が本サイトに掲載するCADデータ(3DCADデータ、3DCAD中間データおよび2DCADデータをいいます)は、CADを用いたレイアウト設計において、当社または当社取り扱いメーカーの製品(以下、製品といいます)の干渉・形状等を簡便に確認のためにご利用いただくことを目的として提供しております。
    また本サイトの各事例ページで記載された部品を組み合わせた場合の品質・正確性・機能・安全性・信頼性等の一切の保証は致しかねますので予めご了承ください。
    2.データの特性
    CADデータのうち、公差・表面の粗さ・面取り等については、実際の製品の形状と異なる場合があります。また、CADデータの容量を軽くし、安定したデータの提供を維持するため、一部の製品につきましては油溝形状やネジ、バネ形状等を省略したデータとなっている場合がございます。あらかじめご了承のうえご利用ください。
    3.免責事項
    当社は、CADデータの作成にあたり十分な注意をしておりますが、上述のデータの特性により、CADデータの正確性を保証するものではありません。また、当社は予告なしにCADデータを変更、追加または削除することがあります。当社は、理由の如何に関わらず、CADデータの利用、変更および削除により生じるいかなる損害に対しても責任を負うものではありません。
    4.著作権
    CADデータに含まれる一切の情報の著作権は、当社または当社取り扱いメーカーに帰属します。当該著作権は、著作権法および国際条約により保護されています。当社の事前の許可を得ることなく、上述の利用目的以外にCADデータを利用(複製、改変、アップロード、掲示、送信、頒布、ライセンス、販売、出版等を含む)することはできません。また、貴社の機械設計以外の目的でのご使用(販売促進等のご使用を含む)はできません。
    上述の利用目的および法令等に違反したCADデータの利用が認められた場合、当社は、利用者に対しCADデータおよび当社のサイトの利用を禁止するほか、法的措置を取る場合があります。
    5.第三者規定
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    1. アセンブリデータは構想設計段階の組立図で、構造を説明するためのものです。従って、詳細な部品形状は、各種設計条件を加味して仕上げられたものではありません。
      データの一部を流用される際は、ご設計中の条件に適合した仕様に編集してください。
    2. ユニットのアセンブリCADデータは、いくつかのサブアセンブリで構成されています。
      サブアセンブリ単位で流用、編集できるように構成することを意図しています。
    3. ※枠で囲われた部分がサブアセンブリ単位

    4. 製作部品は寸法や形状を編集しやすいスケッチ、ヒストリーを心がけて作成しています。
    5. ユニットに使用している他社購入品CADデータは、カタログを参照し、ミスミ監修にてオリジナルで作成しています。

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